入社して数ヶ月。職場の雰囲気にも慣れ、初めての「部署の定例飲み会」や、先輩に連れられての「少人数での飲み」に参加する機会が増える時期です。
ここで絶対に勘違いしてはいけないのは、「学生時代のサークルのコンパ」と「会社組織のおじさん社会の飲み会」は、全く別のルールで動く違う競技であるということです。
特にお会計・お金にまつわる振る舞いは、先輩や上司から「おっ、こいつは分かってるな」と可愛がられるか、「常識がなくて図々しいやつだ」と呆れられるかを分ける決定的な評価ポイントになります。
ルール①: 財布を出して「おいくらですか?」のポーズをとる
会計のタイミング。「今日は歓迎会だし、全額出してもらえるだろう」と内心分かっていたとしても、座席に深く座ったまま微動だにしないのは絶対NG(評価最下位)です。
幹事や先輩がレジへ向かう、あるいは席で伝票を見ている気配を察知したら、必ず自分もサッと鞄から財布を取り出し、
「先輩、自分はおいくら払えばいいですか?」
と自分から尋ねる(財布を開くポーズを見せる)のが社会人の絶対的な基礎マナーです。「お前は今日新入社員枠だからいいよ!」と言わせて初めて、一連の儀式が成立します。
ルール②:「おごるよ」の黄金パターンは『1回遠慮・2回目で甘える』
先輩との少人数の飲みなどで「ここは俺が出すよ(おごるよ)」と先輩が言った時。
「マジっすか!? ごちそうさまです!」と即座に財布を引っ込めるのは、やや図々しい印象を与えます。
正解は、プロレス的な【1回の遠慮】を挟むことです。
新入:「いえいえ、悪いですよ!自分の分は払います!」
先輩:「いいから出させてよ。新人はお金ないだろ(笑)」
新入:「…本当ですか? すみません、ではお言葉に甘えてごちそうになります!」
この「遠慮からの恐縮」のプロセスを踏むことで、先輩の「おごってやったというメンツ」を最大限に立てることができます。
ルール③:真の決済は『翌朝の朝一の挨拶』で完了する
最も重要なルールです。おごってもらった、あるいは多めに出してもらった決済は、その日の夜の「ごちそうさまでした」では終わりません。
翌朝、出社して先輩の顔を見た瞬間に(チャットツールなら始業すぐに)「おはようございます。昨晩はごちそうさまでした。色々お話聞けて勉強になりました」とセットで伝える。
ここで初めて、一つのお会計が完了したとみなされます。これがない人間は「マナーがなってない」と認定され、二度と飲みに誘われません。
会社という組織では、お金そのものよりも「お金を通じた気遣いのアピール」がものを言います。ルールを完勝し、愛される後輩ポジションを確立してください。