レンタルスペースや公民館を借りて、ヨガやピラティス、手芸などの少人数レッスンを主宰している個人講師の皆さん。
毎回生徒さんが笑顔で帰っていく姿は嬉しいものですが、レッスン運営の裏側には常に「お金の集金に関するストレスと自腹リスク」が潜んでいます。
現金(月謝袋)の廃止と、残された「ドタキャンの壁」
近年、多くの個人教室で「当日の現金手渡し」が廃止され、「PayPayや銀行振込でのキャッシュレス決済」に移行しています。お釣りの用意や、現金紛失のリスクが減ったのは素晴らしいことです。
しかし、決済方法がデジタルになっても、「直前キャンセル(ドタキャン)問題」だけは解決していません。
生徒のAさんが「ごめんなさい、今日子供が熱を出してお休みします」とLINEしてきた時。
講師としては、すでにスタジオのレンタル代を払っており、Aさんの欠席によってその回の収支は赤字になります。「キャンセル料として半額(1500円)だけ振り込んでください」と請求すべき場面です。
しかし、相手は大切なお客様(生徒)です。
「体調不良の人にお金を請求するなんて冷たいと思われないか」「せっかくの良い雰囲気が、金の亡者みたいになって壊れないか」という心理的ハードルが働き、結局「お大事に!お金は気にしないでね(私が自腹でスタジオ代被るから)」と泣き寝入りしてしまう講師が非常に多いのです。
集金のストレスは「システム」に肩代わりさせる
この「お金のことで嫌われたくない」という講師のペイン(痛み)を解決するには、講師自身の口やLINEで「〇〇円送ってください」と請求するのをやめ、完全な第三者であるシステム(計算ツール)に「冷徹な事務連絡」として請求させるのが最善の策です。
ここで、無料の精算アプリ「FAMI-KANふぁみかん ファミカン」をレッスン特化の集金ツールとして活用します。
「キャンセル規定」をシステムに入力するだけ
レッスン終了後、講師はFAMI-KANを開き、その日のレッスンの「総参加費(例:3000円×5人=15000円)」を入力します。
そして、当日に欠席したAさんに対して、FAMI-KANの参加者設定画面で【キャンセル料区分:50%(1500円)】と事務的に設定します。
設定が終わったら、精算(トップ)画面に戻るだけです。
システムは瞬時に、「参加した4人は3000円、欠席したAさんは1500円を講師(あなた)に送金する」という完璧な集金URLを出力します。
「URLの数字に従う」という心理的免罪符
講師は、レッスンのLINEグループにこのURLを一つだけ投下します。
「皆様お疲れ様でした! 本日の参加費と、キャンセル規定に基づいた精算URLを発行しましたので、システムに表示されたご自身の指定額をお支払いください」
講師が個人的にAさんのLINEに「キャンセル料払ってね」と直接送る(人間関係の摩擦)のではなく、「全員が共有するシステム(URL)を開いたら、自分には自動的に50%の金額が割り当てられていた」という構図になります。
Aさんから見れば「システムが規定通りに計算して請求してきた数字」であるため、「冷たい」と逆恨みする余地がなく、極めてドライに「忘れずにPayPayで送らなきゃ」と納得してくれます。
良いレッスンを長く続けるには、講師自身が身銭を切らない健全な経営が不可欠です。言いにくいお金の請求はFAMI-KANのURLにすべて丸投げし、あなたは「笑顔で教えること」だけに集中してください。