会社の部署での懇親旅行や、全社での合宿イベント。
プライベートな旅行との決定的な違いは、「会社から出る予算(経費)」と「参加者個人の財布から出る自腹」が、同じ旅行の中にモザイク状に混在しているという点です。
幹事と経理を狂わせる「公私の資金混在」
社員旅行において、「新幹線代」や「宿泊費」「一次会の公式な宴会代」は、通常会社の福利厚生費などの「経費」として会社が負担してくれます。
しかし、夜に有志で抜け出して行った「二次会のキャバクラ代」や、2日目の自由行動での「個人的なランチ代・お土産代」は、当然社員個人の自腹(割り勘)になります。
多くの経験の浅い幹事は、これらを頭の中でどんぶり勘定にし、旅行中に「一次会の足りない分は俺がいったん払っとく」「二次会も俺のカードで切っとく」と、私物と経費のクレジットカードを混ぜて限界まで立て替えを行います。
そして旅行後、経理部に山のような領収書を持っていき「このレシートとこの半分は会社経費で、残りはみんなから集めます…」と報告し、経理担当者から「公私混同しないで!経費精算のフォーマットに乗らないでしょ!」と激怒されるのです。
FAMI-KANを使った『2イベント絶対分離』の原則
この惨劇を防ぎ、経理部から「君の精算報告は完璧だ」と絶賛されるためには、旅行の初日から「会社への請求」と「個人間の割り勘」という、次元の違う2つのお金を完全に切り離すツール運用が必須です。
ここで無料アプリ「FAMI-KANふぁみかん ファミカン」を立ち上げ、幹事は意図的に「2つの独立したイベントURL」を作成します。
① 経理提出用イベント(会社経費のみ)
1つ目のイベント名は「2026年 営業部旅行(会社経費申請用)」とします。
ここには、【宛名が会社名の領収書がある、絶対に経費として落ちる出費】だけを入力します。参加メンバーは全員登録しますが、基本的には「立替者:幹事」「対象者:全員」として、総額がいくらかかったかだけの透明な記録台帳として使います。
② 個人精算用イベント(自腹・有志のみ)
2つ目のイベント名は「営業部旅行 裏精算(二次会・有志分)」とします。
ここには、【会社から落ちない、個人間で完全に割り勘して自腹で払い合う出費】を遠慮なくどんどん入力していきます。二次会で支払いを立て替えた後輩の分なども、すべてここに集約します。
旅行後のパーフェクトな後処理
旅行が終わったら、幹事の仕事は極めてシンプルです。
- 対 経理部: ①の「会社経費」のFAMI-KAN画面を経理担当者に見せ、「ここにリスト化された金額分の領収書がこれです。この総額を私の口座に振り込んでください」と申請します。公私混同がない完璧な台帳なので一発で承認されます。
- 対 社員(参加者): ②の「個人精算」のイベントで計算ボタンを押し、弾き出された支払額のURLを部署のLINEに投下して「有志の二次会・ランチ代の自腹精算はこちらです。PayPayで送金してね」と回収します。
社員旅行の幹事は「盛り上げ役」であると同時に、「経費と自腹を切り分ける優秀な経理代行」でもあります。FAMI-KANの2刀流で、会社のサイフと個人のサイフを完璧にコントロールしてください。