フリーランス同士のチーム制作。「個人間の精算」と「確定申告の領収書」を両立させる税務の安全な記録術
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フリーランス同士のチーム制作。「個人間の精算」と「確定申告の領収書」を両立させる税務の安全な記録術

デザイナー、映像ディレクター、カメラマン等が集まるフリーランスの協業プロジェクト。撮影スタジオ代や備品代をバラバラに立て替えて精算する際、「結局誰がこの領収書を経費として計上すべきなのか?」という確定申告のトラブルを防ぐ絶対ルール。

目次

  • 「借金の相殺」と「税務上の経費」を混同するリスク
  • 「FAMI-KAN」を現金移動の記録に特化させ、証憑を死守する
  • ステップ1:メモ欄に「誰が経費計上(領収書保持)するか」を明記する
  • ステップ2:現金精算は「立替金の返済」として処理する

フリーランス同士が共同でプロジェクトを行うチーム制作。
例えば、映像案件で「ディレクター」「カメラマン」「デザイナー」の3人が現場に集まったとします。

この時、機材車のガソリン代、撮影スタジオのレンタル代、小道具の購入費など、各々が自分のクレジットカードで立て替える場面が多発します。
ここで絶対に曖昧にしてはいけないのが、お金の精算だけでなく「翌年の確定申告に向けた、税務上の経費の取り扱いリスト(誰が何の領収書を持っているか)」です。

「借金の相殺」と「税務上の経費」を混同するリスク

例えば、ディレクターのAさんが「スタジオ代 3万円」を払い、カメラマンのBさんが「レンタカー代と機材備品代 3万円」を払ったとします。
金額がたまたま同じだったため、二人は「お互い3万円払ったし、チャラ(相殺)でいいよね」と言って別れました。

しかし、翌年の3月の確定申告の時期にトラブルが起きます。
Bさんが「あの時のプロジェクト、Aさんが払ってくれたスタジオ代の領収書のコピーをもらっていい? こっちの経費に入れたいから」と言い出すケースです。
税務上、「実際に物理的な支払いを行い、自分のカードの明細や原本の領収書を持っている人間」以外が、その経費を申告するのは非常にグレーで危険(税務調査での指摘リスク)を伴います。

「FAMI-KAN」を現金移動の記録に特化させ、証憑を死守する

フリーランス同士の協業において、無料の精算アプリ「FAMI-KANふぁみかん ファミカンを使う際の極めて重要なルールがあります。

それは、FAMI-KANはあくまで「プロジェクト全体のキャッシュフロー(個人間の借金)を平準化させるためだけのツール」として使い、「自分が立て替えた領収書原本は、絶対に他人に渡さず、100%自分が経費算入する(経費を分散させない)」という原則を全員で合意することです。

ステップ1:メモ欄に「誰が経費計上(領収書保持)するか」を明記する

Bさんがレンタカー代を入力する際、FAMI-KANのメモ欄に「レンタカー代(※領収書原本・経費計上はB)」と明確に記載します。
これにより、後から「この備品の領収書、こっちに回してくれない?」という危険な経費の押し付け合いを防ぎます。

ステップ2:現金精算は「立替金の返済」として処理する

FAMI-KANで計算された結果、「AさんからBさんへ2万円送金する」となった場合。
このAさんが支払う2万円は、単なる「個人間の手元現金の貸し借り(立替金の返済)」であり、税務上の事業経費(売上原価など)として新たに二重計上することは避けるのが安全です。

プロジェクトが終わった瞬間にFAMI-KANで完全にフラットな精算を完了させ、同時に「誰がどの領収書を申告に使うべきか」のログを残しておくことで、フリーランス同士の信頼関係は翌年までクリーンに保たれます。