近年、デザイナー、エンジニア、ライター、マーケターといった独立したフリーランスの個人事業主たちが、強みを持ち寄って一時的なチーム(ギルド)を組み、単独では受けきれないような大きなクライアント案件を受注する働き方が増えています。
それぞれがプロフェッショナルとして仕事を進め、素晴らしい成果物を生み出す一方で、会社組織への所属と決定的に違うのが「チームが立て替えた経費を裏で処理してくれる『経理部門』が誰一人として存在しない」という点です。
「報酬の最終分配」で発覚するドンブリ勘定の絶望
プロジェクトが3ヶ月、半年といった中長期に渡る場合、チームとして共有すべき『経費』が次々と発生します。
- キックオフやクライアントと打ち合わせをするための「レンタル会議室代」(Aさんが立替)
- 大量のデータをやり取りするための「大容量クラウドストレージの課金」(Bさんが立替)
- 検証用やデザイン用に購入した「有料のソフトウェア環境や素材集」(Cさんが立替)
- 視察やチームビルディングで行った「飲み会代」(代表者が立替)
これらの少額な立て替えを、「細かいから後でまとめて精算しようぜ」「案件が終わった時の報酬から引けばいいか」と放置したままプロジェクトが完了し、いざクライアントから代表者の口座に「100万円」が振り込まれた時、真の恐怖が訪れます。
「じゃあ報酬を4等分して各自25万円ね」と代表者が言った瞬間、メンバーの顔色が変わります。
「ちょっと待ってよ。俺が3ヶ月間立て替えてた会議室代の4万円はどうなるの?」
「あ、私も素材集で1万5千円払ってるんだけど明細どこだっけ…」
プロの仕事の喜びの瞬間が一転して、誰も管理していないレシートを掻き集め、なけなしの報酬を食い合う泥沼の争いに発展してしまうのです。
FAMI-KANを「プロジェクト専用の仮設経理部」にする
フリーランスのチーム案件において、プロジェクト専用のGoogleスプレッドシートを作って手動でレシートを管理するのは、余計な工数を生む無駄な作業です。
プロ集団のスマートな経理は、プロジェクトがキックオフした当日に始まっています。無料の精算ツール「FAMI-KANふぁみかん ファミカン」を立ち上げ、『○○案件・経費精算用』というイベントルームを作成してください。
発生した瞬間に「各自が」放り込むシステム
ルールは一つだけです。「Aさんが会議室を予約決済した瞬間、BさんがAdobeの追加ライセンスを買った瞬間。自分のお金を使ったその場ですぐにFAMI-KANに入力すること」。
FAMI-KANのURLをチームのSlackやLINEにピン留めしておけば、メンバーはいつでも「会議室:8,000円(Aさん立替)」と金額を投げ込むことができます。
「最終報酬からの相殺計算」を全自動で行う
アプリ上には「誰がチームのためにいくら負担(立替)しているか」がリアルタイムで累積表示されます。これを見せることで経理の透明性が保たれます。
そしてプロジェクトが完了した時、代表者はFAMI-KANの「精算結果を見る」を押します。
システムが全ての立替経費を相殺計算し「各メンバーが負担すべき経費分と、立て替えた分の過不足」を正確に叩き出します。
代表者は、振り込まれた100万円の報酬から、このFAMI-KANの「差額」を一瞬で足し引きした数字を各自の口座に振り込めば、1円の狂いもなく完全でフェアな利益分配が完了します。プロフェッショナルだからこそ、お金のルーズさをシステムで徹底排除してください。